2019年6月24日月曜日

第55回 北陸生殖医学会 総会・学術講演会


6月9日に当院泌尿器科教授 溝上敦先生のもと、北陸生殖医学会が金沢大学附属病院で開催されました。今回が55回目となる大変歴史のある学術講演会の新元号第一回目の記念すべき会となりました。


一般演題では北陸の生殖医療に携わる医療者がそれぞれの施設での最新の知見を発表しました。今年から初の試みとして優秀演題賞を設けており、受賞者には賞状と金一封が授与されました。

イブニングセミナーは獨協医科大学埼玉医療センター リプロダクションセンター准教授の小堀 義友先生による「オトコの不妊症EMERGENCY!-Home semen testのトレンドと未来-」をご講演いただきました。小堀先生は著書も多数執筆されておられ、男性不妊症の最先端の知見と先生の行っておられる革新的な取り組みについてわかりやすく発表していただきました。泌尿器科分野の講演を聴く機会は少ないので大変有意義な時間でした。

今年は約90人もの多くの方に参加いただきました。来年以降も北陸の生殖医療の発展のためにご協力をお願いします。
文責:細野



2019年6月6日木曜日

北陸産科婦人科学会 プラスワンセミナー

61日、2日は新潟、富山、石川、福井の各病院合同で行う北陸産科婦人科学会がありました。
その1日目に開催されたのが、医学部5年生〜研修医2年目までを対象としたプラスワンセミナーでした。何度もブログには登場していますが、プラスワンセミナーとは産婦人科の講義や病院での実習で感じた産婦人科の魅力に「plus one」でさらなる魅力を伝えるため、分娩・内診、外科縫合、腹腔鏡などをブースに分かれて行うものです。今回は全体で40名以上の参加者がおり、ブースも新生児蘇生(NCPR)、母体救命などが追加されていました。
金沢大学からは5年生6名と6年生2名が参加してくれました。
私もインストラクターとして新生児蘇生をレクチャーしていたのですが、回ってくる参加者達は皆高いモチベーションを持って前向きに取り組む様子が見て取れ、自身もとても楽しく過ごすことが出来ました。



各ブースでの実習を終えた後は各大学の若手産婦人科医による「なぜ私は産婦人科医になったのか」というテーマの発表でした。金沢大学からは専攻医の鈴木先生(現在済生会高岡病院勤務)が持ち前の高いモチベーションで産婦人科の魅力を最大限に伝えてくれました。


きっと参加者の心に響いたことでしょう。最後にみんなでパシャリ。とても楽しかったという声が沢山聞けて嬉しかったです。


身体を動かした後はイブニングセミナーでアカデミックな学問にも触れて、その後は全体の懇親会です。
来年は金沢が主催ということもあり、藤原浩教授のご挨拶もいただきました。
クイズゲームなどの催しもあり、こちらも皆さん楽しそうないい笑顔をしています。
ジェスチャーゲームでは我らが盛り上げ番長の鏡先生が若者顔負けの軽快さを見せてくれました。

二次会は医局長の水本先生の引率で参加してくれた金沢大学の学生さんと。
とても楽しかったという感想を聞けたことが何より嬉しかったです。
 
産婦人科という科のことを少しでも知ってもらいたい、私たちはそう思い日々活動しています。今回のプラスワンで北陸の学生・研修医が一人でも多く産婦人科に興味を持ってもらえたならば私たちは嬉しいです。

来年は金沢で開催されます。このブログを見て興味が湧いた方はぜひ一度参加してみてください。