2018年12月26日水曜日

がん患者の生殖医療等に関する勉強会

20181220()、『がん患者の生殖医療等に関する勉強会』が駅西福祉健康センターで開催されました。
京都大学産婦人科講師:堀江昭史先生と松本哲哉弁護士をお招きしそれぞれご講演いただきました。
会場には産婦人科医だけでなく小児科、小児外科、血液内科、乳腺外科など多方面の医師、コメディカルなどが多数参加し非常に有意義な会となりました。堀江先生からは「若年がん患者の統計」、「妊孕性温存」、「京都における取組~KOF-net」についてご教示していただきました。
続いて松本哲哉弁護士からは「妊孕性温存治療について医師の説明義務」をご教示いただきました。
最後に生殖医療、法律、行政の立場から活発なディスカッションが行われ終了時刻を大幅にオーバーするほど白熱した会になりました。
北陸でも早急に若年がん患者のためのネットワークづくりが必要であると全員が感じた会であったと思います。その後、恒例の会食となりました。北陸の海の幸とお酒で大いに盛り上がりました。堀江先生は翌朝始発の電車にも関わらず2次会まで参加していただき楽しく充実した夜となりました。

文責:舌野

2018年12月25日火曜日

クリスマス

メリ〜クリスマ〜ス!!

今日は1225日です。
 皆さんのお家にもサンタさんがやってきたのと同じで、産科病棟にもトナカイを引き連れたサンタさんがやってきました。
シャンシャン…。シャンシャン…♩
病棟では聞き慣れない音とともに、産科病棟に入院中の11人のところへサンタの総回診です。サンタさんから素敵なプレゼントもありました。

1225日…
本来なら家でゆっくり家族と過ごしたかった方もいたことでしょう…
来年のクリスマスは1人増えた家族とともに笑顔で迎えられることを病棟スタッフ一同願っております。
突然、大勢のサンタがやってきて驚かれた方もいらっしゃったとは思いますが、少しでもクリスマス気分を味わって頂けたのなら幸いです。
私たちは皆さんの笑顔が見れて幸せでした。
ありがとうございました。

文責:石島

2018年12月21日金曜日

2018年12月 医局説明会

2018年産婦人科医局説明会が1217日産婦人科医局にて開催されました。
参加者は学生23名、他施設の研修医2名の計25名で例年は女子学生が多いのですが、今回は男子16名、女子7名と多数の男子学生にも参加していただきました。説明会の後は藤原教授を含め医局員22名が合流し、竪町(フルオブビーンズ)1次会。片町(マクリハニッシュ)2次会、3次会、4次会、、、長い夜でしたが、終始大変盛り上がる会となりました。




 将来、既に産婦人科を決めている人。産婦人科を迷っている人。まだ決めていないが、選択肢にわずかにある人。それぞれですが、今回の会を機に、産婦人科に、又、産婦人科医局員に興味を持っていただければ幸いです。

今後は2019223日に<石川プラスワン>を予定しています。
主な内容は、シミュレーターを使って分娩や内診、超音波検査や腹腔鏡、外科手技をを実際に体験してみよう という会です。是非気楽に参加してください。昨年の様子は昨年214日のブログにありますので、お手数ですが、遡って見ていただければ雰囲気が伝わると思います。今回の医局説明会に参加いただいた方々には詳細を送らせていただきますが、既に参加を考えている方、もしくはこのブログを見て興味がある方は、近日中にHP上で案内を出しますので、たくさんのご参加をお待ちしております。

文責:荒木

2018年12月18日火曜日

第4回日本産科婦人科遺伝診療学会

20181214日、15日に第4回日本産科婦人科遺伝診療学会が東京のスクエア荏原において昭和大学医学部産科婦人科学講座主催で開催されました。


藤原教授をはじめ、多数の医局員が参加しました。日中は周産期、腫瘍、生殖内分泌領域、それぞれの領域での遺伝診療についての講義など大変勉強になりました。当科からは石島有華先生が「複合ヘテロ接合による周産期良性型低ホスファターゼ症における周産期管理の一例」の演題で発表され、活発なディスカッションが行われました。

夜は情報交換会で他大学の先生方と貴重なお時間を過ごすことができました。
その後は、順天堂大学荒木先生や金沢大学遺伝診療部渡邉先生にもご参加頂き、少しだけ東京の街に繰り出しました。お店が隠れ家すぎて見つからないというハプニングはありましたが、大変楽しい時間を過ごしました。
翌日は遺伝カウンセリング・ロールプレイ研修会も開催され、何名かの医局員が参加し大変充実した2日間となりました。

2年後の日本産科婦人科遺伝診療学会学術講演会は石川県金沢市で藤原教授が会長を務められ開催されます。今から2年後を楽しみにしておりますが、我々だけではなく多くの先生にとってより良い学術講演会となりますよう医局員一同準備を行って行きたいと思います。よろしくお願い致します。

文責:石島有華

2018年12月7日金曜日

2018年 産婦人科医局忘年会

 2018年産科婦人科学教室忘年会が12月6日にKKRホテル金沢にて開催されました。医局員、関連病院及び開業医の先生方に加え、基礎の教室の先生方、新生児科及び小児外科の先生方、産科・婦人科・手術室スタッフの方々にもお越し頂き、大変賑やかな会となりました。


 藤原教授からの御挨拶に始まり、各部門からの独創的な出し物、豪華景品を懸けたビンゴ大会など、非常に活気に満ち溢れた内容でした。



来年もどうかよろしくお願いいたします。

文責:坂井

2018年12月3日月曜日

第89回石川産科婦人科学会臨床懇話会

20181129(、石川産科婦人科学会臨床懇話会が石川県医師会館で開催されました。

研修会では埼玉医科大学産科婦人科学教室教授:石原理先生をお招きし「生殖医療の現実と課題」についてご講演いただきました。生殖医療の歴史、わが国の生殖医療の現況、法律やガイドラインの解説そしてこれからの家族のかたちという非常に大きなテーマまでをご教示していただきました。


生殖医療のグローバル化、商業化、生殖細胞へのゲノム編集そして生命倫理の側面が注目される中で、急速に進歩する生殖医療技術に対して我々は産婦人科医としてどう向き合い、社会に貢献する先導者たるべきか、非常に示唆に富む内容でした。

その後、恒例の会食となりました。北陸の海の幸とお酒で大いに盛り上がりました。講演・会食ともにとても楽しく充実した金沢の夜となりました。

文責:小野


2018年12月1日土曜日

JICAからNellyさんが当科で研修されました

2018年10月10日から11月1日の日程で国際協力機構(JICA)の医療(産婦人科)コースの技術研修としてブラジルからNellyさんは日系3世のKOBAYASHI Nelly Kim Amiさんが当科で研修をされました。
約3週間にわたり金沢大学での外来・病棟および手術の見学をして、日本の3次病院としての標準診療を学んでいかれました。すでに現地での十分な臨床経験をお持ちであり、日本とブラジルとの周産期管理システムとの違いなどを学ばれました。
当科のスタッフとも仲良くなり、食事会や観光、かんざしづくりなども楽しんで行かれました。

以下、Nellyさんからのコメントです。

It was a amazing experience at Kanazawa university hospital.
The days I spent there I could see excellence in gynecology and obstetrics. The doctors have great knowledge and they take care of patients with kindness and competence. And they are also dedicated researchers. 
Comparing to some hospitals in BRASIL, this hospital has much resources and technology. 
It was nice that we could exchange so many experience. 
I am grateful for everybody and I hope to come back again some day!

Nelly Kobayashi





2018年11月16日金曜日

北陸産婦人科内分泌フォーラム

20181115() 、北陸産婦人科内分泌フォーラムがKKRホテル金沢で開催されました。

まず一般演題として3演題発表があり、いずれも活発な議論が交わされました。特別講演は大分大学医学部産科婦人科学講座 教授 楢原久司先生をお招きし「子宮内膜症の病態と治療法を探る-私たちの研究から見える新たな展望- 」の題でご講演を賜りました。朝霧に包まれた湯布院盆地の景観を月経血の貯留したダグラス窩に、内膜症に罹患した女性を湯布院辻馬車に例えながらのユーモア溢れるご講演で、子宮内膜症発生要因に関する新たな知見を明快にご教示していただきました。医局員たちは皆、何かしら今後の研究につながる知識を得た様です。



その後、恒例の会食となりました。北陸の海の幸と日本酒で場は大いに盛り上がり、楢原先生の趣味の域を超えた一面に関しては大変驚かされました。0.74という魔法の数字に関してのお話は大変興味深く、気になる方は次のエンドメトリオーシス学会に是非参加してランションセミナーに参加してください。




スペシャルゲストとして参加いただいた久具宏司先生には毎年学生講義をしていただいています。最新産婦人科用語集の久具先生のコラムを一気読みしましたが目から鱗でした。(特にの部分)

講演・会食ともにとても楽しく充実した夜になりました。


文責:細野

2018年10月19日金曜日

「絨毛性疾患の話題」京都大学病理診断科 南口早智子先生

2018年10月17日(水) 京都大学医学部附属病院 病理診断科准教授 南口早智子先生をお招きして絨毛性疾患についてのご講演を賜りました。京都弁でのユーモア溢れるご講演で、複雑な絨毛性腫瘍の病理所見を明快にご教示していただきました。


また、千葉大学医学部附属病院 産婦人科 碓井宏和先生と共に、碓井先生がご経験された貴重な症例と、当院での難解な症例の病理標本を、南口先生が実際に顕微鏡下で所見を示していただきながら、皆でdiscussionをしました。診断のポイントとなる所見をクリアカットに提示いただき、大変勉強になりました。


講演会後はいつものお店で北陸の美味しいお酒とともに、南口先生のパワフルな京都弁トークで笑顔溢れる会となりました。

碓井先生には大変貴重なご意見を賜り、宴会の場ながらパソコンを広げ、そこでも熱くdisucussionをする医局員もいました。

南口先生のお人柄もあり、大変楽しく充実した勉強会でした。

(文責:松岡、写真:野村)

2018年5月19日土曜日

第70回日本産科婦人科学会学術講演会

 5月10日〜513日、宮城県で第70回日本産科婦人科学会学術講演会が開催されました。教室員はもちろんですがクリクラに来ている6年生も例年通り参加しました。

 仙台国際センター会場敷地内、羽生選手のモニュメントに出迎えられ、教室員のメダル級の活躍が期待されました。

 
 当教室からは小野先生が専門医教育プログラム「続発性無月経」を担当され、ユーモアを交えつつ記憶に残る講演をされました。

 一般演題では小幡先生・飯塚先生・ 鈴木先生・岩木先生・石島先生、この度入局された斎藤先生がポスター発表を行い、活発な議論が繰り広げられました。



 一般演題の高得点演題に選出されていた鏡先生は、その発表内容が優秀日本語演題賞に選ばれ閉会式で表彰されました。メダル級の活躍にも「身にあまる光栄です。」と謙虚なコメントをいただいています。


 医学生フォーラムでは藤沢さん、増田さんが参加し活発な討論を展開していました。定員2名のため残念ながら参加できなかった他の学生さん達も様々な発表・講演を聞き、仙台を観光し、充実した3日だったとのことです。
 
 夜の部ですが、11日(金)は医局親睦会・クリクラ打ち上げが行われました。
 仙台の牛タンに舌鼓!お酒も美味しく藤原教授を中心に医局員・学生が一つになった夜でした。来年は屋形船に乗りましょう。
 
 12日(土)は現地同門会が開かれました。北陸、東京、静岡県在住の同門の先生方及び学生さんの計27名が集まり盛大に催されました。普段なかなか会う機会のない先生方との楽しい時間はあっという間に過ぎて行きました。
 
 公私共々非常に充実した学会参加でした。
 学会期間中の残ってくださった先生方に感謝です。

2018年2月14日水曜日

石川プラスワンセミナー開催報告

先週土曜日(2018年2月10日)に金沢大学附属病院CPDセンターにて石川プラスワンセミナーのハンズオンの部が開催されました。このセミナーの目的は、産婦人科の講義や病院での実習で感じた産婦人科の魅力に、さらにもう1つ(プラスワン)、魅力を強く伝えることです。ハンズオンセミナーでは、分娩・内診、超音波、腹腔鏡の3つのブースで実習を行いました。
金沢大学より5人、医科大学より3人の医学部生が参加しました。


分娩ブースの様子


分娩・内診ブースでは正常経腟分娩の介助、吸引分娩、双手診・クスコ診などの内診手技を実習しました。

超音波ブースの様子



超音波ブースでは実際に臨床で使用している超音波機器を用いて、「ファントム」シミュレーターでの胎児超音波実習、また「Scan Trainer」を用いての経腹および経腟超音波を行いました。

腹腔鏡ブースの様子




腹腔鏡ブースではバーチャル・リアリティシミュレータで腹腔鏡およびダヴィンチの実習を行いました。ドライボックスを使用した鉗子の動かし方の実習も行いました。

実習の後は、金沢駅前に移動して北陸GOGオープンカンファレンスに参加しました。実習で体を動かしたあとに、産婦人科の症例や研究についても触れ合うことができたと思います。

あっという間に時間が過ぎてしまいましたが、産婦人科の魅力を十分に伝えることができた半日だったと思います。受講生からの評価もとても高く、またこのような会を是非実施できればと思っています。