2020年2月17日月曜日

第3回石川プラスワンセミナー

202028()
本日は石川県が主催の石川プラスワンセミナーが金沢大学病院4F宝ホールで開催されました。

【石川プラスワンセミナーとは】
毎年石川県内の医学生を対象に産婦人科に興味を持ってもらいたいという思いを込めて、分娩、内診手技、超音波、腹腔鏡などの手技を実際に若手産婦人科医がトレーニングするのと同様の器具を用いてトライしていただく、plus one projectというイベントのことを指します。例年医学生に参加していただき好評を得ており、今年も引き続き開催しました。
産婦人科の魅力にさらにもう1つ(プラスワン)、魅力を強く伝えることが目的です。

【全体のスケジュール】
開会式 13:00
アイスブレーキング 13:1013:30
実習① 13:3014:4070分)
実習② 14:5016:0070分)
記念撮影 16:00
移動 16:20
打ち上げ 20:30


今回は金沢大学から6(5年生4人、4年生1人、3年生1)と金沢医科大学から5(5年生3人、4年生2)の計11人が参加してくださいました。
産婦人科への興味は人それぞれですが、産婦人科がどのような診療科で、実際にどのような手技があるのかを知ってもらえるということは、私たち産婦人科医師にとってはとても嬉しいことです。

さて、まずは今回の総監督を務めてくださった飯塚先生と、周産期センター長の小野先生よりお話がありました。
皆さんやはり最初だからかやや緊張気味の面持ちです。
そこで行われたのがアイスブレーキング。
「産婦人科」の良いイメージ、悪いイメージを思いつく限り書き出してもらいました。


・良いイメージ
女性の生涯に関わることができる。
給料が良い
研究が面白そう
・悪いイメージ
忙しそう。休みがなさそう
訴訟が多い
男性医師は敬遠されそう

などなど、産婦人科に対するイメージは様々なようです。
これに対して我々産婦人科医が一つ一つ答えていきます。産婦人科は休みがなさそうというのはよく聞くイメージですが、実はそんなことはなく、子育てをしている女性医師の方でも働きやすい環境です。

アイスブレーキングが終わったあと、実習に移ります。
分娩介助の仕方や吸引・鉗子分娩の実習、最新機器を用いた胎児超音波のシミュレーションには学生さん達も興味を持って取り組んでくれたようです。
また腹腔鏡シミュレーターはなんと8台もあり、1人1台を使用して贅沢に時間いっぱい手技に励みました。




今年は市立敦賀病院の研修医1年目である加戸先生もチューターとして参加してくれました。短い時間でしたが教える楽しさも感じてくれたことでしょう。
めいいっぱい実習を堪能したところで惜しくも時間となりました。
最後は全体で記念写真。

実習が終わった後タクシーで移動し北陸G O G(北陸婦人科腫瘍研究会)に参加しました。
地方会とはいえ北陸中の産婦人科医が集まり、婦人科腫瘍に関して活発な討論をしました。
特別講演も聞いた学生さんから金沢大学の松岡先生の発表に対してたくさん質問があり、基礎研究に興味を持って積極的に質問をする様子から、学生さんのレベルの高さにびっくりしました。

さて、懇親会、二次会に移動です。後は真面目な話からくだらない話まで色々なことを楽しく話しました。

今回で産婦人科に関して少しでも興味を持ってもらえたなら本当に嬉しいです。

次回は6月に北陸連合で、今回よりもさらに大きな規模のプラスワンと地方学会が行われます。
この記事を見て興味を持ってくれた方はぜひまた参加してください。
我々産婦人科医一同、心よりお待ちしております。

文責:野村

0 件のコメント:

コメントを投稿